「新世界より」貴志祐介さん最高峰の作品

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内容紹介
1000年後の日本。人は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けていた。
注連縄に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」では、
人々はバケネズミと呼ばれる生物を使役し平和な生活を送っていた。
その町に生まれた12歳の少女、渡辺早季は同級生たちと町の外へ出かけ、
先史文明が遺した図書館の自走型端末「ミノシロモドキ」と出会う。
そこから1000年前の文明が崩壊した理由と、現在に至るまでの歴史を知ってしまう。
禁断の知識を得て、早季たちを取り巻く仮初の平和は少しずつ歪んでいく・・・

本作のタイトルはアントニン・ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』に由来する。
この曲の第2楽章を原曲とした歌曲「家路」の歌詞が作中に何度か登場する。

全6章構成。物語は早季の書いた手記という形で進行していく。
内容的には、12歳・14歳・26歳の時期の3部に分けられる。
まず貴志祐介さんの「黒い家」で読書デビューをして

ホラー作品ばかり読んでいた私に「SF」の引き出しを与えてくれた作品です

文庫版上中下と3冊購入。かなりのページ数ですが一気読みしてしまいました。

おそろしい「徹夜本」です(笑)

ただ長いのではなく、長いからこそ面白い!

上中下と進むにつれて面白さが加速し、どんどん作品にのめり込んでいきます。

読了後は、ひとつの物語を読み終えてしまった喪失感と「貴志さんやべぇわ」の感想で頭の中がいっぱいでした(笑)

個人的に、貴志祐介さんの最高峰の作品だと思っています。

ぜひネタバレやレビューなど見ずに読了してください!

読書慣れしていない人は、総ページ数で敬遠してしまうかもしれませんが

思い切って購入してください(笑)

田中
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