「二階の王」ひきこもりの兄を抱える妹の苦悩

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内容紹介
東京郊外で両親と暮らす八州朋子には、大きな悩みがあった。
30歳を過ぎた兄が二階の自室にこもり、家族にも姿を見せない生活が何年も続いているのだ。
職場で知り合った男・加東に心惹かれる朋子だが、兄のことは話せずにいた。
そのころ、元警察官の仰木と6人の男女たちは、考古学者・砂原が遺した予言を元に『悪因研』をなのり〈悪因〉の捜索を続けていた。
〈悪因〉は人々を邪悪な存在〈悪果〉に変えて破滅をもたらす。
6人は五感で〈悪果〉を識別する能力を持つ者たちだった。

クトゥルー神話を思わせる魅力的な異形描写や、「世界の運命を握る存在」という大掛かりな題材。
それらと不思議にも共存する、「ひきこもり」という現代的なテーマ。
日常感覚に立脚し共感性の高い、女性主人公ほか登場人物の心情描写のバランスにも注目の作品。

「ぼぎわんが、来る」と大賞を争った「二階の王」

ホラーよりもファンタジーな世界観で不気味な感じです

ひきこもりの兄の社会復帰を願う家族パートと

町中に潜む異形たちを識別する能力を持つ悪因研パート

この二つがうまく絡んでゆき、じわじわと日常が壊れていきます

悪果は動物や昆虫の顔や姿になっていて非日常な存在なのだが

直接攻撃をしてくるとかはなく、ただ日常に溶け込んでいる

そういう「じわじわ」と蝕まれていく世界がとても良かった

壮大な展開でどうなるのかと思ったら、最後は上手く収まっていくあたり

大賞を争った作品だなと安心しました

クセはあるかもしれませんが独特な世界観が楽しめる作品ですので

興味を持ったら是非読んでみてください!

田中
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